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『一日一日を大切に』
あけましておめでとうございます。冬休みが明け、幼稚園には久しぶりに子どもたちの元気な声が戻ってきました。おうちでの時間や、さまざまな経験を通して、どの子も少しずつ心も身体もたくましくなり、またひとまわり大きくなったように感じます。冬休みの間も、ご家族と過ごしたゆったりとした時間や、いつもとは違う体験や何気ない日常の一つひとつが、子どもたちの中に成長の種としてしっかりと積み重なったことと思います。その土台を大切にしながら、3学期も一日一日をていねいに過ごしていきたいと考えています。
ここで少しだけ、私自身のお正月のお話をさせて下さい。私のお正月といえば、結婚してから二十数年、毎年欠かさず作り続けているおせち料理作り。伊達巻や、なます、うま煮等々…気づけばキッチンに立つこと丸二日。毎年「今年こそは早めに準備を」と思うのですが、なぜか毎年同じ展開になります。今年も例外なく、栗きんとんが後回しに。「なんだか面倒になってきたなぁ…」と思い悩んだ末に、初めて焼き芋を使って栗きんとん風を作ってみました。するとこれが意外にも大好評。「あれ?手を掛けすぎなくても大丈夫なんだな」と肩の力がふっと抜けたお正月になりました。これは、子どもたちにも通じることだなと感じました。いつも100点じゃなくていい、上手くいかない日があって当然。立ち止まったり、やり方を変えてみたりしながら、その子らしく自分のペースで進んでいけたらいいな…そんなことを思った出来事でした。
3学期は、寒さの中でも体を思いきり動かし、冬ならではの遊びをたくさん楽しむ季節です。遊びを通して体力をつけるとともに、手洗いやうがい、生活習慣など、自分の体を大切にする気持ちを育てる健康教育にも力を入れていきたいと思っています。そして、年長さんにとっては、いよいよ就学に向けての準備が本格的に始まる時期です。自分のことを自分で考え、行動しようとする姿を大切にしながら、小学校生活への期待をふくらませていって欲しいと期待しています。年中さん・年少さんは、「もうすぐひとつ大きくなり、お兄さんお姉さんになる」という状況を少しずつ意識し、自信をもって進級の日を迎えられるように、日々の幼稚園生活や遊びの中で❝できた!❞を積み重ねていきたいと考えています。2学期までに積み上げてきた経験は、子どもたち一人一人の中に、確かな力として根づいています。3学期は、その力を更に伸ばしながら、仲間と過ごす時間や、自分らしく挑戦することの楽しさを感じられる毎日にしていけたらと思います。
新たな年も保護者の皆さまと一緒に子どもたちの成長を喜び合いながら、温かい幼稚園生活を築いていきたいと思っております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
園長 谷藤実和 |