『心を一つに!運動会に向けて』
だんだんと気温が上がり、北海道も本格的な夏が近づいてきていることを感じますね。今年は10年に一度の周期で大量発生するマイマイガの幼虫に悩ませられているご家庭も多いかと思いますが、幼稚園も例外ではなく園庭の遊具や樹木などいたるところにいるので、朝・夕、子どもたちの外遊び時にも職員がガムテープを持ち歩き、見つけるたびに退治するといった具合に警戒している所です。早くどこかにいってくれないかなぁと願う毎日です。
さて、前日まで雨模様のお天気でしたが、当日はまるでみんなの願いが届いたかのような快晴に恵まれ、無事に親子遠足を行うことができました。子どもたちは、大好きなパパやママと一緒に公園で思いきり遊び、嬉しそうな笑顔があふれていましたね。広い芝生で走ったり、遊具で遊んだり、抱っこしてもらって甘えたり…保護者の方々も自然の中でお子さんとのふれあいを楽しんでくださったようで、とても和やかな1日となりました。ご参加、ありがとうございました。
さぁ、運動会までいよいよ1か月をきりました。4月の中頃から一足早くマーチングとプレイバルーンの取り組みをスタートさせた年長さんは、もういつでも発表できるくらいに仕上がっています。マーチングでは、朝や午後の自由遊びの時間にもお友だち同士で声を掛け合いながら自主練習をしていた子も多く、パート練習を重ねながら、全体で合わせるところまできました。みんなで、息を合わせることの難しさと、合ったときの喜びを感じながら一生懸命に取り組んでいます。プレイバルーンでは、技の名前をクイズにして覚えるなど、クラス独自の工夫をしながら取り組んでおり、技が成功すると「やったー!」と喜び、成功体験を重ねながら、技の完成度も高まってきていますよ。
年中さんは、今年初めて挑戦する『大玉転がし』」に取り組んでいます。大きな玉を2人で息を合わせて転がすのは思った以上に難しく、最初は大きくコースを外れて行ったり、コーナーを曲がり切れなかったり、思うように進まないこともたくさんありました。でも、諦めずにチャレンジし続ける姿はとても頼もしく、次のお友だちに大玉を渡すんだという強い気持ちが見られ、成長を感じています。
年少さんも、かけっこのスタートラインにかっこよく並び、胸を張って大きな声でお返事をして、笑顔でゴールを駆け抜けています。綱引きでも、足を踏ん張り、小さな手で力いっぱい綱を引く姿がとても頼もしく、「すごく上手!」と先生たちも驚くほど。
一人ではできないことも、みんなと力を合わせればできるようになる!どのクラスの子どもたちも、一人一人が自分の力を出し、みんなで一つの目標に向かって頑張る中で、『協力する事の大切さ』や『諦めずに挑戦する力』、そして『達成した時の喜びを分かち合う気持ち』など多くの学びと成長を得ています。
記念すべき第50回目の運動会。本番に向けて、『みんなで成功させたい!』という気持ちで頑張る子どもたちの姿を、どうぞあたたかく応援して頂ければと思います。
園長 谷藤実和
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