『芽生えの季節~ひろがる社会~』
新学期が始まり1か月が経ちました。子ども達は新しいクラスにも慣れ、元気いっぱいの笑顔を見せながら過ごしてくれています。毎朝、「おはようございます!」と子ども達の明るい声が聞こえてくると、「さぁ!一日が始まるぞ」とこちらも気合が入ります!この時期、新入園児の子ども達にとっては初めての試練の時です。なかなかお母さんの手を離せず、目には涙を浮かべていた子も。しかし、先生に寄り添ってもらい、お友だちに涙を拭いてもらう内に心を開いてくれ、幼稚園での楽しい活動に笑顔が見られるようになりました。
朝のホールでは昨年の後半から少しずつ復活させてきた異年齢同士の関わりをさらに深め、今年度から全学年で交流を持ちながら自由遊びを行なう事としました。5月から始まるでこぼこフレンズ(縦割り保育)も、当園がとても大切にしている活動のひとつで、1つのグループに違う学年の子どもを混ぜて行う集団保育を月2回程行っています。年上の子どもは年下の子どものお世話をしたり今までの経験を活かしながら園生活についてのルールを伝えていき、年下の子どもは年上の子どもを頼ったり真似したりする中で新たな気づきや成長の機会を得られるという考えに基づいて行っているこの活動。子ども達が他者との違いを認めながら、互いに助け合い協力し合っていく事を当たり前のこととして小さなうちから受け入れられたら、きっと将来子ども達が社会に出た時に大きなメリットとなることでしょう。これから、子ども達が周りのお友だちや先生達、園生活の中で出会う多くの人たちとの関わりを通して、思いや優しさを発揮し、どのような風に成長していってくれるのか今からとても楽しみです。
今年度も、子ども達が伸び伸びと園生活を通して成長していく姿を、このたいせつつうしんをはじめとするお便りやホームページでどんどん発信していきたいと思っていますので、ご期待くださいね。
5月は親子遠足があります。元気いっぱいの子ども達と共に青空の下で、保護者の皆様とも親睦を深めながら素敵な時間が過ごせることを楽しみにしています!
園長 谷藤実和
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